ネイキッドバイクとは「素のまま」という意味を持っている。その名の通りバイクらしいスタイルやデザインが魅力。また、扱いやすさも群を抜いているため老若男女問わずにおすすめできるバイクだ。
今回は「人気でおすすめできるネイキッドバイク24選」を紹介していこうと思います。
ネイキッドバイクの人気おすすめまとめ
HONDAの人気おすすめネイキッドバイク
NC750S / ABS /DCT ABS
熟成により利便性がさらに向上したバリュープライスのナナハンスポーツ「NC750S」
鋼管フレームや水冷パラレルツインエンジンといった車体の基本構成をアドベンチャーのNC 750Xなどと共有するニューミッドコンセプトシリーズに属するネイキッドバイク。
実用的かつフレンドリーな走行性能や、優れたコストパフォーマンスなどを実現している。16年2月に変更を受け、ETC車載器とグリップヒーターを全車標準装備した。フロントサスは乗り心地の向上を目的とした仕様変更、リヤサスはプリロードアジャスターの追加が施された。そして、クラッチ操作なしで発進と変速が楽しめるDCT仕様は、自動変速モードのうちスピーディーな走りを想定したSモードに、細かく3レベルの制御に調整できるシステムが追加された。
このレベル設定は、キーをオフにしても記憶される。さらに、DまたはSの自動変速モードには、坂道の斜度に応じた適正な変速をする制御も加えられている。従来型と同じく、一般的なバイクでは燃料タンクとなる部分は、メットインスペースとなっていて、旅や日常での利便性を大きく高めている。
CB1300SUPER BOL’DOL /E Package /E Package Special Edition
フレームマウントのハーフカウルでツアラーとしての性能を大幅に向上した「CB1300SUPER BOL’DOL」
CB1300スーパーフォアの派生モデルで、LEDヘッドライトを搭載したハーフカウルをフレームマウント。ハンドルはワイドかつグリップ位置を手前として、ロングツーリング時の疲労感が少ないライディングポジションになっている。さらに、マフラー位置を下げてタンデムステップホルダーも専用化することで、パニアケースの装着に対応。ハーフカウルは内側左右に各1Lの小物入れを装備し、利便性を高めている。
ABSは標準装備でEパッケージには、ETC車載器とグリップヒーターとインジケーターも備えている。
CB1300SUPER FOUR /E Package /E Package Special Edition
存在感のあるボディサイズでジャパニーズネイキッドの代表格スーフォアこと「CB1300SUPER FOUR」
リヤツインショックのコンベンショナルなネイキッドスタイルを持つホンダCB系の代表作。
迫力ある大柄な車体サイズが与えられているが、度重なる熟成により扱いやすさも高めてやる。大排気量のエンジンは、低回転域から豊かなトルクを発揮して、なおかつ高回転域での心地よい吹け上がりが感じられる仕様。
鋼管製フレームは、しなやかな乗り心地を追求するだけでなく、シートレールの補強や各部の剛性最適化で、リヤキャリヤ&トップケースやパニアケースなどの装備も考慮してある。 ABSも標準装備し、EパッケージはETC車載器とグリップヒーターも備えている。
CB1100EX / ABS / ABS E Package / ABS Special Edition
ホイールを含む各部を専用化してトラディショナルイメージを強調「CB1100EX」
CB1100シリーズのEXは、前後スパークホイール、左右2本出しマフラー、大型化された燃料タンク、厚みのあるシートなどを専用装備して、よりクラシカルなルックスを確立した。
スタンダードと同じく、 ABSの有無が選択可能で、 ABS仕様にはETC車載器とグリップヒーターを標準装備したEパッケージも用意されている。15年秋の東京モーターショーでは、EXを熟成したコンセプトCBが参考出品されたが、16年3月のモーターサイクルショーでは、さらにトラディショナルに発展させたコンセプトCBタイプⅡも世界初お披露目し市販予定の ABSスペシャルエディションも公開された。
CB1100 / ABS /BLACK STYLE /BLACK STYLE ABS/ ABS Special Edition
プロダクトとしての機能美も求めた大人の空冷ロードスポーツ「CB1100」
深く刻まれた2mmの極薄フィンや有機的な曲面が与えられたシリンダーヘッドカバーなどを採用して、機能が持つ美しさも実現した空冷インラインフォアエンジンを搭載。同じ車体も、直線基調の小さな燃料タンクや、クロームメッキ仕上げの前後フェンダーなどで、流麗に仕上げてある。走行性能は、モーターサイクルが持つ普遍的な楽しさを重視。扱いやすさも演出して、リターンライダー層も取り込む。ブラックスタイルは、燃料タンクやサイドカバー、前後サス&ホイールなどをブラックアウトしたモデル。
CB1000R /C- ABS
スーパースポーツエンジンを使った俊敏で懐の深いストリートスポーツ「CB1000R」
水冷並列4気筒エンジンは07年型CBR1000RR用がベースで、モノバックボーンタイプのフレームはアルミ製。フロントホークはフルアジャスタブルの倒立式で、リアホイールはレース由来の片持ち式スイングアームで支持されている。この装備だけを考えると、かなり過激な乗り味を想像してしまうが、公道スポーツをテーマとしたホンダ車とあって、ライダーフレンドリーな要素は十分に盛り込まれている。例えばエンジンは、ベースモデルと比べればかなり低中速を重視した仕様。前後サスには公道走行に合う適度なストロークを与え、コンバインドABS仕様も設定してある。
CB650F / ABS
ソードシルバーメタリックとヴィクトリーレッドの2色を発売しているCB650F。
幅広い用途とライダー層に対応する万能派のミドルスポーツネイキッド。フルカウル仕様のCB R650Fと同時開発され、日本では14年春にデビュー。鋼管フレームと水冷並列4気筒エンジンを組み合わせ、市街地から峠道まで様々な道でファンライトできる性能を追求している。熊本製作所で生産される国内仕様はABSを標準装備するが、最高出力が約4馬力多いタイ生産の海外仕様には ABS未搭載モデルもある。
CB500F
エントリーモデルとしての役割も果たすミドルネイキッドのCB500F。
国内400の兄弟車で、CB500RやCB500Xと基本部分ら共通化されている。400版の国内仕様が熊本製作所で組み立てられているのに対し、この500シリーズはタイ生産のグローバルモデル。欧州ではエントリーバイクでアジア圏ではハイエンドとなるなど、販売される地域で立ち位置が変わる。そのため、日常からスポーツまでこなす、懐の深い性格が追求されている。
YAMAHAの人気おすすめネイキッドバイク
XSR900 /60th Anniversary
国内マーケットでも構築を目指す新ジャンルのヘリテージスポーツバイクの第1弾「XSR900」
ヘリテージはかつてのモーターサイクルが持っていた世界観を現代的な技術を使いながら表現しているカテゴリーのバイク。ヤマハはこれに新たな要素をプラスした「ヘリテージスポーツ」というジャンルを欧州市場では一足早く構築しており、その中の1台が16年型で新登場したXSR900。
プラットフォーム展開を前提に設計された MT-09をベースにネオレトロかつ個性あるスタイルを実現。 MT-09譲りの3気筒エンジンは、走行モードセレクターやトラクションコントロール、アシスト&スリッパークラッチといった現代的アイテムを多数採用した。
XJR1300 /C
本物の空冷エンジンを搭載する伝統のジャパニーズネイキッド「XJR1300」
国内仕様のXJR1300は、並列4気筒エンジンを鋼管フレームに搭載してリヤツインショックを備える90年代の日本製ネイキッドバイクがこだわってきたスタイルを守るデザイン。
エンジンは空冷で足周りやブレーキにはスポーティなパーツも使いながら、市街地からワイディングまでをゆったりと楽しめる。
海外仕様のXJR1300Cには、国内仕様をヘリテージスポーツ系にカスタムしたデザインで、ゼッケンプレート風とサイドカウル、シングル風のシート、小型化された燃料タンクなどでカフェレーサーイメージに仕上がっている。
XJ6 ABS
徹底的な仕様変更によりYZF- R6用エンジンを街向きにした「XJ6 ABS」
水冷並列4気筒エンジンはかつてのFZ6用ぁベースで、ルーツは高回転高出力型のスーパースポーツ用。しかし大幅な変更を加えて、欧州で初心者が操ることも視野に入れた低中回転域重視。フレームは操縦性に優れてるスチール製で、フロントチョークもしなかやな正立式。さらにスイングアームもスチール製としてベーシックにまとめる。
XJ6 Diversion / ABS
大きめのハーフカウルを装着してツアラー性能を高める「XJ6 Diversion」
XJ6シリーズのうち、ハーフカウルを装着する仕様。鋼管フレームや水冷並列4気筒エンジンなど、基本部はネイキッド仕様などと共通化され、公道での扱いやすさを重要視するモデルであることに変わりない。そのため、カウルを装着していてもハンドルはバータイプを採用。なお、ディバージョンは、センタースタンドを標準装備し ABSの有無が選べる。
MT-09 / ABS
エキサイティングな走りを生む水冷並列3気筒エンジンを搭載した「MT-09」
公道走行における「意のままの悦び」と俊敏で力強い走りを追求。これを現実化するためにライダーのスロットル操作に対してリニアなトルクをつくりだすことをテーマとするクロスプレーンコンセプトに基づいた、並列3気筒レイアウトの水冷エンジンを搭載。理想の性能を実現した結果、排気量は845cc。フレームはアルミ製でストロークが長い足周り。走行モードは3段階で ABSの有無が選べる。
MT-07 / ABS
コストパフォーマンスを高めながら操る楽しさを味わえる性能を持つ「MT-07」
車名も排気量帯もスタイリングイメージも MT-09に似ているが、全く違ったアプローチでライディングの楽しさを追求したスポーツネイキッドだ。
MT-07で重視されたのはスペックだけでは判断できないスポーツ性能。 MT-09と同じくクロスプレーンコンセプトに基づいて設計された水冷並列2気筒エンジンは最高出力こそ73馬力と過激ではないが、ツーリングシーンを楽しめる鼓動感と豊かな中回転域トルクが与えられている。スチール製フレームを使った車体は非常にスリムかつコンパクト。全てのライダーに安心感と気軽さをもたらす驚異的な軽さも魅力。
FAZER8 / ABS
よりフレンドリーな乗り味を求めてFZ1フェザーをダウンサイジングした「FAZER8」
国内仕様もあったFZ1フェザーをベースに、水冷並列4気筒エンジンのボアダウンと4バルブ化、足周りの仕様変更、ライディングポジションの見直しなど、一部外装パーツのデザインを変更したりして公道走行での扱いやすさを高めている。フレームは高剛性を誇るアルミ製。グラブバーと前後の段差が少なめのシートでタンデムユースにも配慮している。
SUZUKIの人気おすすめネイキッドバイク
GSX-S1000
レジェンドモデルの心臓部を使ったネイキッドスタイルのピュアスポーツ「GSX-S1000」
歴代最高と称されることも多い、05年型のGSX-R1000のエンジンを流用して爽快なスポーツライディングを楽しめる性能を求めて設計された。
パワーユニットには低中回転域を重視した仕様変更が加えられ、アルミ製フレームもR1000用ベースではない専用タイプを使うが開発陣が狙ったのはスーパースポーツ的な運動性能。それを証明するかのように現行のGSX-R1000からそのまま受け継いだアルミ製スイングアームやフルアジャスタブルのKYB製倒立フロントフォーク、ブレンボ製のラジアルマウントフロントブレーキキャリパーなどを採用している。
国内仕様と海外仕様だと公表されている最高出力は国内仕様の方がわずかに上だが、海外仕様オリジナルのグレーの車体色が発売されている。
GSR750 ABS
スーパースポーツ譲りのエンジンを扱いやすさ優先のモデルに転用された「GSR750 ABS」
搭載する水冷並列4気筒エンジンは、05年型GSX-R750用がベースだが、過激なファイターにするのではなく、低中回転域重視の仕様に変更を加えて、優れた剛性バランス追求したしなやかなスチール製フレームと組み合わせることで、フレンドリーなナナハンスポーツにまとめている。
SV650ABS
グラディウスベースで復活を遂げたフレンドリーなミドルVツインスポーツ「SV650ABS」
国内販売が終了されて以降も刷新や熟成が施されて海外で販売が続いていたネイキッドスポーツのSV650は、海外市場でも15年型はラインナップ落ちとなっていたが、16年型で復活することになった。ただ、この新型は先代SVベースではなく、国内仕様400と基本部が共通化された車体をもつグラディウスABSに、数々の仕様変更を施した設計だ。
Bandit1250S
ツーリング性能と日常の利便性をバランスよく盛り込む「Bandit1250S」
大排気量でトルクフルな水冷並列4気筒エンジンは、わずか3500回転で最大トルクを発揮する低中回転重視型。これをしなやかな鋼管フレームに積むことで、一般道での快適かつ扱いやすさを追求。一方、ラジエターサイドまで覆う大きなフロントカウルを備えることで高速巡航性能やスポーツ性もアップ。ハンドルはベースとなったネイキッド仕様と同じくバータイプでカウル装着によりハンドル周りからメーターやヘッドライトが取り外されるため、より快適なハンドリング特性の実現にも繋がっている。
GLADIUS ABS
流麗なスタイリングデザインを誇るシティライドのジャストサイズ仕様「GLADIUS ABS」
ダウンサイジングが図られた国内版400のベースにもなったネイキッドバイクのグラディウス。
都合にあうスタイリングとフレンドリーな操縦性、そして水冷90度Vツインの鼓動感がもたらす楽しい走行フィールを重視している。燃料タンクサイドからテールカウルまで覆う樹脂製カバーや、鋼管で組まれたトラスフレーム、ラジエターシュラウドが特徴的なデザイン。
KAWASAKIの人気おすすめネイキッドバイク
Z800
公道スポーツへの適応力を高めたダウンサイズバージョンのZシリーズ「Z800」
シリーズ頂点のZ1000が過激なスペックと豪華な装備を誇るのに対して、日常での扱いやすさや公道にジャストフィットする過激なスポーツ性能を重視して開発されている。12年型までの先代Z750用を排気量アップした水冷並列4気筒エンジンを高張力鋼管を使った専用フレームに搭載。エンジンサイド部にサブフレームを追加して剛性を最適化した。
Z1000
鋭い目つきで低く身構え獲物を狙う天性のファイターバイク「Z1000」
リフレクターレス構造を用いた2眼デザインのLEDヘッドライトが獲物を狙う猛獣のイメージを表現。走りのパフォーマンスも、ハイパワーを誇る水冷インラインフォアエンジンと高剛性アルミフレーム、ショーワ製のハイスペック倒立フロントフォークやモノブロック構造のラジアルマウントフロントキャリパーなどを採用した俊敏性を自慢できるパッケージング。
過度なエンジンブレーキ発生時の後輪ホッピングを抑止するアシスト&スリッパークラッチもアグレシッブな走りを堪能したいライダーをサポートしてくれる。
ZRX1200DAEG
現代的アイテムを導入しながら80年代名車のシルエットを継承した「ZRX1200DAEG」
角型ヘッドライトとビキニカウル、やや直線基調の造形、リヤツインショックの車体構造などで、80年代Z1000Rの雰囲気を醸し出す日本の道路環境と日本人好みを考慮した設計が施されたネイキッドバイクだ。
W800
60年代名車のW1から味を受け継いだ大人のクラシックスポーツ「W800」
バーチカルツインと呼ばれる、シリンダーが直立した空冷仕様の並列2気筒エンジンは、カムシャフトをベベルギヤにより駆動する方式。この構造を内蔵するエンジンに設けられたタワーも、デザインアクセントのひとつになっている。大径スパークホイールやキャブトンタイプの左右出しマフラーなどでレトロ感を演出。360度クランクならではの味わい深い鼓動感と、低い速度で楽しめる適度なスポーツ性が追求されている。